つらいドケルバン症でお悩みの方へ

こんな症状でお悩みではないですか？

• 親指の曲げ伸ばしがズキンと痛む
• 子供を抱っこするたびに痛みが走る
• パソコンの作業が痛くてつらい
• ペットボトルの開け閉めがつらい
• 痛くてタオルをしぼるのもつらい

ドケルバン症とは？

ドケルバン症は、腱鞘炎の１つで手の親指側から手首にかけて痛みの出る症状で別名を「狭窄症腱鞘炎」と言います。

具体的な症状としては

• 手の親指がズキズキと痛んで熱感があり腫れている感じがする
• 物を持ったり力を入れようとすると親指～手首にかけて痛みが走る
• 痛み以外にもジクジクしびれを感じる。

この症状は、親指の付け根から手首にかけて存在している「短母指伸筋腱」や「長母指外転筋腱」などの部位に炎症がおこる症状です。

炎症がおこると強い痛みがあり症状が重い場合には、ひどく腫れあがることもあります。

ドケルバン症を発症すると炎症や痛みがなかなか引かないので早めの対策が必要です。

ドケルバン症の原因

一般的にドケルバン症の原因として最も多いのが手や指の使い過ぎによるものです。

親指はお箸を持ったり、鉛筆を持ったりする際に物を支える大切な役割を果たしています。

そのため、親指を使いすぎると炎症をおこしてドケルバン症が誘発されます。

例えば、学校の先生が採点のし過ぎでドケルバン症になる例が少なくありませんが、これも採点時にペンを握って指や手首を頻繁に動かすので起こります。

手や指の使い過ぎという意味では、教員のほか、ものづくりをする職人や歯科医師・歯科衛生士などの専門職の方、スポーツ選手も発症する方が多いです。

また、このほかに妊娠出産や更年期などホルモンバランスの変化によってもドケルバン症はおこります。

さらに最近、ドケルバン症の患者様が増えている要因の1つにスマートフォンがあります。

仕事中はもちろん移動中などもインターネットで調べものをしたりゲームをしたりと休みなく操作をしている方が多くなっています。

こうしたスマホの使い過ぎによって親指に負担がかかり、発症する人も増えています。

病院や接骨院での対処法は？

一般的に多い対処は安静です。

炎症が広がらないように運動も制限されます。

その他の処置は

• シップや痛み止めの薬物療法
• 超音波や低周波などの物理療法
• テーピングやサポーターでの固定
• マッサージ
• 手術

病院や接骨院では、ドケルバン症の痛みのある部位だけの処置になりますので、初期で軽度な症状であれば、痛みが緩和されることもあります。

しかし、重度な症状、慢性化している場合は、手術以外では治療法が確立されていないのでなかなか改善しないのが実情と言えます。

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